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　昨年12月17日に可決・成立した令和6年度補正予算について、今回は、福祉施設の経営に影響を及ぼす施策についてご案内します。

介護人材確保・職場環境改善等に向けた総合対策：

　介護職員の確保・定着や介護サービスの質向上を目指し、1,103億円が計上されました。主な支援内容は次の2つです。

• 介護人材確保・職場環境改善等事業：
  介護職員等処遇改善加算を取得している事業所のうち、生産性向上や更なる業務効率化、職場環境の改善を測り、人材確保・定着の基盤構築をする事業所に対し、補助金を交付する事業です。806億円の予算が計上されています。
• 介護テクノロジー導入・協働化等支援事業：
  ICT機器本体やソフト等の導入や更新時の補助や、それに伴う業務改善支援、地域で取り組む機器導入等に対する補助事業です。小規模事業者を含む事業者グループの協働の取組にも補助が行われます。200億円の予算です。

　令和6年度補正予算による介護に関する施策の詳細は、下記サイトでご覧いただけます。

［参考］厚生労働省「令和6年度厚生労働省補正予算の概要（老健局関係）」

障害福祉施設向けの人材確保・職場環境改善等に向けた総合対策：

　障害福祉サービス事業者に対する支援も拡充されています。

• 障害福祉人材確保・職場環境改善等事業：
  福祉・介護職員等処遇改善加算の取得事業所を対象に、職場環境改善等に向けた取組を支援するための補助金が交付されます。
• 障害福祉分野の介護テクノロジー導入支援事業：
  介護ロボットとICT機器の導入支援です。介護ロボットの導入支援対象は、障害者支援施設、共同生活援助、居宅介護、重度訪問介護、短期入所、重度障害者等包括支援、障害児入所施設、ICT導入支援の対象は障害福祉サービス事業所、障害者支援施設、一般・特定相談支援事業所となります。

　令和6年度補正予算による障害福祉に関する施策の詳細は、下記サイトでご覧いただけます。

［参考］厚生労働省「障害保健福祉に関する令和6年度補正予算案の概要」

　補助金の交付についての詳細は、今後の厚生労働省等の発信情報にご注目ください。

［参考］
　厚生労働省「令和6年度厚生労働省補正予算案の概要」